福井県三方五湖 〜夏休みサイクリング
今年は夏休みをフルに使って遠征。
フルと言ってもたいして長期でもない休みなのだが...
直前の天気予報で変更できるように二、三箇所候補は練っていたが第一候補の山陰が天気良さそうなので決行。
直前で行き先決められるのも車中泊前提だからできる旅だ。
前日に旅の準備をして仕事が終わったらそのまま旅に出る。
みんなお盆休みに入る日なので夜でも出足が遅いと関東抜けるのに渋滞に巻き込まれてしまう。
とりあえず目的地は寝る時間を最低5時間程度確保するためにの距離という事で福井県の三方五湖を目指す。
名古屋周辺だけ自然渋滞に巻きこまれて1時間くらいロスしたけど夜中1時過ぎには道の駅三方五湖に到着。
東京からだと距離的には先日行った宮城県なんかと変わらない。
目の前に湖があるらしいけど真っ暗で何がなんだかわからない。
最近はどこにでもコンビニあるんでビール買ってきて夜中の道の駅のベンチで一杯。
少し暑いけど車のドア全開で寝てしまう。
隣のジムニーもドア全開で寝てた。
翌朝6時過ぎくらいには暑くて起きてしまう。
素晴らしい天気!
道の駅からは夜中には何がなんだかわからなかった湖がこんなに綺麗に望める。
三方五湖は地図で見て奇妙な地形だなと思って興味が湧いた場所。
たまたま地元の自転車乗りが2名が道の駅にいたので話しかけてオススメのコースを聞いてみたら、始めてならどこ走っても面白いのではのこと。
なんか最初ぶっきらぼうな人だったけど、少し話してたら良かったら一緒にどうですか?って誘われた。
案内してもらいたい気持ちもあったけど、あまり寝てないし自由に見て回りたいこともあったんで、ペース遅いのでご迷惑かけますのでひとりで走りますとお断りした。
まあ実際半分観光だからスローペースだし。
まずは常神半島へ向けて走り出す。
梅干し名産らしい。
あちこちに販売所がある。
とても美味しいそう。
日本海に面しているけど穏やかな海。
先日行った宮城県牡鹿半島とは全く違う場所だけどなんとなく地形も景色もオーバーラップして一瞬日本のどの辺にいるのかわからなくなる。
まあ日本国内はどこ行っても景色は似通ってはいるのだけど。
こっちの方がより手付かずの田舎な感じがする。
東北は海岸が防潮堤ばかりで景色が少し残念なことになっているからね。
こういう景色に出会うと来てよかったなと思う。
所々に漁村がある。
海水浴場もあってこんな僻地なんだけどお盆だからかわりと人がいる。
先端まで来ると道が無くなってしまうので一周はできない。
狭いところにたくさん家が建っている。
漁村の民宿とか飯うまそうだなあ。
この奥に樹齢1300年の蘇鉄があるらしいけど歩くのでスルー。
ピストンで三方五湖に戻ってきた。
ちょうど昼頃なのでこれまた地元サイクラーのオススメのイカ飯を食す。
地元の名物ではなく、この店独自のメニューなんだけど、絶え間なく客が来てほぼイカ飯を注文している。
人気店のようだ。
確かに美味しいけどどう考えても山芋とイカなんで自分で作れそう。
このドライブインの近くにレインボーラインっていう山間部を走る有料自動車専用がある。
その客を当て込んでのドライブインなんだろうけどあまり観光の車は見かけない。
10キロで千円もするしたぶん車なんてほぼ走ってないと思う。
自転車も走らせてくれれば観光資源になるのにね。
ドライブインで聞いたところ湖畔には遊歩道があるので自転車なら回れるらしい。
淡水の三方湖
遊歩道とは行っても歩くには地味に長いし、これは自転車が最適だ。
でも湖面と道路が面一で走っていると湖に吸い込まれそうで怖い。
こんなロケーションの場所は初めてだ。
汽水の水月湖。
後で知ったのだがこの湖の独特の成り立ちにより湖底から16万年分の堆積物が採取されたらしい。
いちおうサイクリングの案内が書いてある。
サイクリング観光を当て込んでるのか。
道の駅で会った人達以外サイクラーなんて全くいないのだが。
路上のペイントや看板はわりと新しい。
この日に通ったのは俺だけじゃないかって感じの辺鄙な場所。
次に行ったのは海水で釣り堀だらけになっている日向湖。
写真撮ってたらなぜか地元の人に勝手に撮るなとキレられる。
なんかデリケートなあれな感じの村だなあ。
そんなわけで写真無いんだけどビデオには収録。
次はこれまた汽水の久々子湖。
かなり荒れ気味の湖畔の遊歩道があったが少し走ったら途切れていた。
仕方ないので普通に県道を走る。
しかし暑い。
なんか日焼け止めが汗で流れ気味なのか日差しが痛くなってきたのでもう、サクサク戻ることにする。
道の駅に戻った。
ほんと暑いので多目的トイレでボトルに水入れてウエアごと頭から被った。
車内で着替えてさっぱり!
これも超絶美味しいかった。
この辺は近年に言われる鯖街道の出発点。
江戸時代はここで採れた鯖を〆て京都に山を越え1日で届けてたらしい。
鯖寿司が特産ってことになっている。
三方湖を望む道の駅の展望デッキ。
風が涼しくてここでビールでも飲みたいが、次の目的地、松江に向かわなければならない。
三方五湖。
地味な場所だけど、ここだけしか無い風景と不思議湖の成り立ちが面白いところだ。
翌日の予定は松江。
夕方から移動開始して松江までカーナビは220キロをアナウンスしている。
その日に到着は寝不足や疲れもあって無理だったので中間地点で車中泊することにした。
この中間地点は最終日のサイクリング予定地、丹後半島のデポ地付近。
デポ地の確認もかねてとのこもになる。
まだ明るいうちに道の駅に着いたけど売店もやってないし他の車もほぼいない随分と寂れた道の駅だった。
静かで寝るには快適このうえない。
道の駅のベンチで早めの夕食。
心地よい風でビール飲んだら明日の予定も考える暇なく眠くなってしまった。
おやすみなさい。