福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

多摩湖、狭山湖

油彩で描かれたような落ち葉が敷き詰められた多摩自転車道路を走る。
落葉した木々の隙間から水の抜けた多摩湖が見える。まだ数年は堰堤工事で水が貯まることはない。
一年ぶりくらいに乗ったフルサスのルイガノMTBは乗り心地がいい。
今日は12月らしからぬ暖かい日でアンダーと長袖ジャージでも汗ばむ。
フライトデッキが電池切れで、ハートレイトモニタも付けていないのでペースがわからないが、数値に縛られないのもたまにはいい。
多摩湖を右回りに進む。
http://www.geocities.jp/akutamako/3-surrounding.html:TITLE=狭山富士は来るたびに整備されて綺麗になっている。なんでも老人が趣味で独りコツコツと整備しているらしい。
しかし隣接する神様のいない玉湖神社は崩壊する一方である。
半周して狭山湖のいつもの激坂に向かう。
2,3回はチャレンジしようと思っていたら何故か坂の途中で楽器を演奏している人達がいる。他にいくらでも練習場所はあるのになんで坂の途中なのだろうか。
坂は諦めて狭山湖のダートへ向かう。
昨日の朝まで雨が降っていたので路面状態は悪そうな予感はしていたが、やっぱりかなりドロドロである。
泥はねが嫌なので気をつけて水たまりを通る。
久しぶりの狭山湖。落葉してるとは言え森林の香りがする。
時間はもう16時を過ぎている。他に自転車も人も全く会わない。
ゆっくり走っているせいもあるだろうが狭山湖外周部分が意外と長く感じる。
六道山公園を抜けサイクリングロードに向かうダートは随分と公園整備が進んでアスレチックのような設備が出来ていた。
かたくりの湯まで来た時にはもうほとんど日が落ちていた。
少し休憩の後、サイクリングロードをまた右回りに走る。
初めて使うキャットアイEL510は明るく照射範囲も広く、街灯の少ない夜道を頼もしく照らしてくれる。
クリスマスなのにあまり派手な装飾をしていないレストランブルーベリーの前を通り多摩湖中央堰堤下を通る。
水の無い湖。紺色の澄んだ冬の夜空。遠くに見える観覧車の電飾。
シュールな絵画のような光景が広がる。
鹿島休息所から左回りに入り、来た道を戻る。