福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

和田峠

家から多摩サイ走って往復100kmで折り返し地点がそこそこの峠というコース。去年は何度も行ったが食傷気味だったのでしばらく行っていなかった。お手軽なコースってことで今日は行ってきた。
昨日最後までツールドフランスの放送を見てしまったので起きたのが9時半。適当に朝飯食べて10時25分に自宅スタート。もう道路は混み始めていて多摩サイまでの一般道12kmくらいが走り難い。
多摩サイに入る。風はあまり吹いていないようだ。28km/hくらいで流していく。
浅川に入ってすぐにドラマ「「エンジン」のロケ地がある。いままでスルーしていたんだけどスピード落とす程度で見物。なんだかカップルが多い気がしたがロケ地ってことで見に来てるんだろうか、あんたたちはキムタクでも小雪でもないですから。と心でつぶやいておく。
水無橋から陣場街道に入って順調に走っていると突然の雨。もうここまで来たんだから雨でも和田峠は行ってやると思い、そのまま進むとすぐに止んでくれた。夕焼け小焼けで軽量化してスタート地点に向かう。怪我後初めての和田峠チャレンジでなんだか緊張してくる。
スタート地点のバス折り返し地点到着。GPSの表示をストップウオッチにしていざスタート。
最初の緩い登りは30km/hくらい出さないと20分は切れない。けどGPSの表示はストップウオッチなのでスピードがわからん。とりあえず出来る限りスピードは出してみるが急坂になる前にだんだんタレてくる。ここから平均10%の登りが続く。スピードは10km切ると好タイムは望めない。最初はダンシングしてなんとか二桁のスピード維持するが、やはり登っていくほどにスピードは落ちて来る。だんだん蛇行してしまうほどの速度になってしまう。和田峠販売所まで1.5kmの看板を過ぎる。もう半分は越えた。後ろから自転車が来る音がする。チューブラータイヤをシートにくくりつけた人にあっけなく抜かれる。あのペースだと19分台確実に下回ってるだろう。
道に距離を示す表示があって56が頂上だ。50,51...最後のコーナー付近に来ると上のほうで何やら若者が大騒ぎをしている。なんだろう? 集団ハイキングか?とコーナー抜けたら5台くらいのMTBやらクロスやらが止まりそうになるくらいの速度で登ってる。いや何台かは止まっていた。荷物も沢山積んでいて男3人女2人、ジグザグに登ってるので「抜きます!」って声かけて抜こうとするが、あまりにも一生懸命なのかこっちに向かってくる。もう一度「後ろから行くよ!」って言って抜き去る。抜いたあとゴール地点を見るとなんと20人くらいが彼ら彼女らのゴールを迎えている。自分はなんだかヘタれたゴールが出来ないなと思いダンシングでさっそうと?その人垣に突っ込んでいった。自分は関係ないんだけど「おつかれさま!」と数人から声がかかる。
今回のタイムは23分02秒。http://wada.shobuke.jp/?hill=1:TITLEの平均タイムが22分11秒。平均以下だった。
自転車置いて売店のベンチに座る。ゴール地点では仲間がゴールしたらしく歓声が上がっていた。いったいなんの集団なのか。ベンチに座って水かぶって汗を拭いていたらゴールした女の子の一人が自分の目の前に自転車を止めた。なんの集まりか訊ねると東京都立大学の自転車部だとの事。自転車にでっかい「鍋」がくくり付けてあったので、「鍋持って登ってきたんだ、大変だね」って言ったら、「昨晩からキャンプをしていんですよ、重くて登るの大変でした」と屈託の無い笑顔で答える。リーダー格の人が大声で集合をかけたので会話はそこまで。
彼女の自転車を見てみると、なんだかよくわかららない安っぽい使い込まれたMTBに、これまた使い込まれた振り分けバッグと鍋。部で受け継がれているのだろうか。でもその自転車はスペックとか機能美とかデザインとかを超越してとてもカッコいい自転車に思えた。
自転車部は碑の前で記念撮影をしていた。ほんとうにみんな楽しそうだ。
冷えないうちにウインドブレーカーを着て復路に付く。路面が湿っていて車も多いので、かなりゆっくり下る。下りではいつも、この急坂を自分は登って来たんだとつくづく感じてしまう。帰りはしばらく下り基調なので楽ちん。水無橋の近くのコンビニで補給をする。前に酒まんじゅうの店があったので、味噌と小倉を買ってみる。味は普通だった。
往復100kmくらいだと帰りも快調に走れる。30kmあたりをずっと維持して久々にロードバイクらしい走りで家までたどり着けた。
走行距離101km
走行時間4時間58分
消費カロリー1600kcal