福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

湘南

混んでいる環状八号線から第三京浜に入る。
インターの270度ループを抜けて一気に加速して飛ばしたいところだが、V型ツインの883ccエンジンはそれを拒否するかのように不快な振動を増してくる。
55マイルで走れと言わんばかりだ。
もうオートバイに乗り始めてから何十回、いや100を超えているかもしれないほど走っている第三京浜
特に景色がいいわけでもなく走り飽きた感があり、淡々と距離を消化するだけである。
横浜新道は随分と雰囲気が変わった。
昔は途中から出入り自由だったんだけど、最近はちゃんとゲートも付いている。
待ち合わせは横新SA。もう3人が先に到着していた。
 
混んでいる鎌倉を抜けてR134の海沿いを走る。
鎌倉から稲村、七里ケ浜、江ノ島。湘南を代表する風景である。
海の見える景色は何度来ても違う表情があるので飽きない。
辻堂のいつものトンカツ屋で昼食。
その後特に行き先が決まっていなかったので湘南平へ行く事にする。

誰がはじめて、どう広まったのか。
展望台には、南京錠が無数にぶら下がっている。
ここからは平塚の街、江ノ島のあたりから大磯あたりまで、まさに湘南が一望出来る。
「南京錠に恋人同士の名前を書いて施錠して鍵を捨てる」
ちょっと気恥ずかしい行為ではあるが、この景色を見ているとそんなドラマチックなこともしたくなるのだろう。
 
またR134の海沿いを鎌倉方面に戻り、今日の目的でもある葉山のマーロウでティータイム&プリン。
ホームページではすっごくオシャレな感じだったが、実物はまあ普通のレストランだった。
それでも人気店のようで4時と言う中途半端な時間でも少し待たされる。
さすがプリンは美味い。いわゆる牛乳と卵が効いた感じのカスタードプリンだが、甘すぎず味のバランスが絶妙である。
普通のプリンの2倍以上の大きさでボリュームもすごい。まあこれ以上食うと飽きる大きさではあるが。
 
帰りはどんどん気温が下がってとても高速道路を走るのが辛いくらい寒かった。
環八の四面道近くの温度表示をいつも見るのだが、この日は5度だった。