福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

横浜中華街

晦日の中華街は思ったほど混み合っていなかった。
善隣門をぬけて、ブタまんやらを売る露店も、普段の日に行く中華街ととくに変わらない。
飲食店もほとんど営業していたが、それほ人は入っていない。
やっぱり旧正月の方が盛り上るのだろうか。
 
年明けが待ち切れないのか、どこからか爆竹の音が響く。
歩いているうちに正午近くなったので媽祖廟(まそびょう)で新年を迎えることにする。
 
年明け前に、少女達が何かの踊りを披露していた。
気温は多分5度以下だと思うがお腹の出た衣装でがんばってる。
中国らしい柔らかく激しい動きだった。

 
カウントダウンが始まる。
2009年。
町中が爆竹の音に包まれて獅子舞が始まる。
日本の獅子舞とは違ってなんともダイナミックな動き。
太鼓と鐘でリズムを刻む。
時たま観客から歓声が上がる。

 
獅子舞が終って、また中華街を歩く。
いたるところで爆竹をならしている。
しかし爆竹をやってるのはほとんどが日本人のヤンキー。
しかもあまり楽しそうじゃなく淡々とやっている。
若き時代によくある、ちょっと悪い事をしてみたい衝動なんだろう。

 
ブタまんを食べて中華街を後にする。
横浜の街も飲食店がまばらに営業してるだけで静かなもんだ。
まだ爆竹が余っているのだろう、遠くで時々音が聞こえた。