福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

とびしま海道サイクリング

七つの連絡架で結ばれた橋安芸灘諸島
しまなみ海道に比べたら地味であまり情報もない。
全部の島外周走っても80kmと言う1日の観光サイクリングではベストな距離。
呉市がサイクリング推奨コースにしているし瀬戸内海は景色がいいので期待できる。
 
島々に渡るには最初の安芸灘大橋(あきなだおおはし)で片道普通車で720円の通行料を払う。
本州側にデポすれば橋は自転車無料なのだが、下調べの結果本州側に駐車場は無い。
487億円の総事業費返済中らしいので、そのくらいの通行費は払って素直に車で渡った方がいい。
橋を渡ればトイレも設置された広い駐車場がある。
 
最初に渡る安芸灘大橋
本州〜下蒲刈島

 
朝8時にスタート。
コースは島を右回り、脇道はその都度臨機応変に考える
最初の下蒲刈島を走り出した途端に綺麗な海沿いの道に瀬戸内海の風景、来てよかったと思わせる。

 
二番目の蒲刈大橋
下蒲刈島上蒲刈島

 
朝の気温3度くらい、ちょっと寒かったが晴れていたので日が昇ると自転車乗るにはちょうどいい気温まで上がってきた。
舗装は良く車も殆ど走ってなくて快適。
時たまサイクリングしてる人と出会う。
こんな時期にポツポツと見かけるんだからシーズンになると結構サイクリスト来てるのだろう。
 
三番目の豊島大橋
上蒲刈島〜豊島
結構高い場所にかかる橋なので標高50mくらいヒルクライムすることになる
長いトンネルを越えると橋になる。

  
豊島は下蒲刈島に続いて小さな有人島
島々は標高300m程度だが瀬戸内海の他の島々に比べると海から切り立ちが急である。
平地部分は全くないと言っていい。
海沿いの道と少しの埋め立て地、狭い入江ばかり。
 
山は柑橘類の農地になっている。
農道がそこそこ整備されていてヒルクライムも楽しめるし、農道は海沿いなので高台から瀬戸内海を展望しながら走ることも可能。
ちょっと山に入ってみる。


 
四番目の豊浜大橋
豊島〜大崎下島

大崎下島をしばらく走っていると路面が派手に塗られてた待避所みたいな場所が目についた。
路面から白く塗られた金属が設置されている。
何だろうとすぐにピンと来なかったのだが10秒くらいで気がついた。
自転車撮影用のスタンドだ。
こんなもの初めて見た。
サイクリングに力入れてるんだなと思わせるインフラである。
しかし背景はガードレールも写ってしまいそれほどでもないのが残念。
スタンドがひとつ曲がってるけどこの高さは車からしたらトラップ以外の何ものでもないと思う。

 
五番目の平羅橋(へらしま)
大崎下島平羅島
渡った平羅島は道路が通過するだけの無人島。
奥に次の橋が見えるくらい小さい島。
橋で渡れる無人島って珍しいと思う。

 
六番目の中の瀬戸大橋
平羅島〜中ノ島
中ノ島も道路が通過するだけの無人島。

 
七番目の岡村大橋
中ノ島〜岡村島

この橋の真ん中で広島県と愛知県の県境
ペイントがフリーハンド
 
たもとに縁結びの札がある
設置ににわか感が漂う

橋を渡ると農道への脇道がある
グーグルマップで確認すると山に登って抜けられるようなので行ってみる。
少し舗装は悪いが、みかん畑の農道は景色が良くここはおすすめ。

 
島を渡るごとにだんだん過疎化するのは当然のことだと思う。
岡村島の裏側は舗装路があるのが不思議なくらいである。

 
岡村港フェリーターミナルで半分終了。
食堂でもあるかなと思ったがコンビニのようなものが一軒あっただけ。

 
とびしま海道は壮大な袋小路なので戻る。
とは言え島の反対側走れるので同じ道ではないのでさらに楽しめる。
 
大崎下島に入るとフェリーターミナルに海の駅ってのが営業していたので昼飯にする。
漁業が盛んらしいので海鮮丼。
1600円。
レジで精算する時、橋の通行量払った人が指定の店で1000円以上使うと帰りの通行券を貰えるとのこと。
なんだ片道分の料金で済んでしまった。


 
フェリーターミナルから程なく御手洗の町
一番の見どころ観光スポットかもしれな
江戸時代以降、風待ちの港、潮待ちの港で栄えた街並みが保存されている。

御手洗からほど近いところに歴史の見える丘公園がある。
1km、85mほど登ると360度絶景。
ここは外せないコースだと思う。

 
この後は特に寄り道もせずただひたすら海沿いを走って15時過ぎにはデポ地に到着。

とびしま海道しまなみ海道の凝縮版と言った感じで超おすすめ。
補給場所がないとか事前情報を見たけど販売機もたまにあるしコンビニも2件、他に飲食店も何件かあったので問題ないと思う。
それと無人販売のみかんがすごく美味しい。
小ぶりなで一気に3個くらい食えるから10個セットもでザック入れておけばいいし。
ほとんど見ても15時に終わったので暖かい時期に来れば資料館やらも島々の全てを見て回れるだろう。



Garmin Connect とびしま海道