リハビリ開始

足のダルさはいっこうに治らない、少しでも楽な姿勢を見つけて寝るが
数時間で睡魔よりもダルさが勝って目が覚める繰り返し
やっとの思いで寝ていたら朝4時に採血で起こされる
これで3回目くらいの採血だが、必ずこの時間に来る

10時にレントゲンに呼ばれる、相変わらず車椅子に乗り移るのは痛くて大変
まあ、まだ手術して1週間だから仕方がないだろう
看護婦さんに押されて出発すると、廊下で主治医とすれ違う
どこ行くの？と聞かれる
レントゲンに呼ばれたと答えると、だいぶ元気そうだね、もうリハビリ始めようかと言われる
リハビリまでまだしばらくかかるかと思っていたので、思わぬ進展でうれしい
エレベーターに乗りレントゲン室へ
初めて見る病院のロビーは狭くて古めかしく、液晶テレビとクリスマスツリーが不釣り合いに見えた
15分程度でレントゲン撮って部屋に戻るとすぐに回診で、今日の午後からリハビリ
始めることになる
リハビリと言ってもまだ歩くどころか、足も付けないほど痛いので、松葉杖の練習と
体力維持の目的なのだが

14時にリハビリに呼ばれてヘルパーさんに連れて行ってもらう
機能回復室と書いてある部屋に入る
ここも狭く古めかしく、まるで昭和時代
横田基地が近いせいか黒人が来ていて従業員の女性が流暢な英語で応対していた
なんだか映画のワンシーンに入ってきたようだ
リハビリ担当の先生は医師や看護婦と明らかに違って、いかにも気長な仕事やってます
って感じで、宗教者のような妙な穏やかさがある
左右に手すりがある3メートルくらいの場所を往復するだけのリハビリだった
明日は松葉杖の練習なので、それが終わったら松葉杖で動いていいとのこと
これも思わぬ進展、車椅子に乗り移るのが大変なので、そのほうがありがたい
帰りはひとりで病室に戻る
車椅子は初めて乗るが、意外と違和感なく操作できた

病室に帰るついでに缶コーヒーを買う
9日ぶりの缶コーヒー、特に美味いとも思わなかったが、自動販売機で缶コーヒーを
買って飲むと言う行為が健常者の象徴のように感じられた

今日も微熱があった
足のダルさ対策に今日は足枕を借りてみる
テレビで映画「ブラックホークタウン」を見て寝る