福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

ジャパンカップ・サイクルロードレース(宇都宮観光)

今年は宇都宮のビジネスホテルを予約して土曜日朝に出発。
東北道は浦和で事故渋滞が1キロくらいあっただけで、車は多いもののまあまあ流れていた。
前日までの天気予報は行楽日和だったが、台風の影響でどんより曇っている。
10時頃ビジネスホテルに着いて、車を停めさせてもらい積んできたミニベロで宇都宮観光へ。
駅前の繁華街を抜けて約13kmくらい走って観光スポットの大谷へ行く。
ジャパンカップのせいだろう。街にはスポーツサイクルの人が多い。
だんだん大谷石の石垣やら石材屋があったりして雰囲気がそれっぽくなる。
道すがら大谷平和観音と言う看板があった。なんか寂れた観光地みたいな雰囲気であまり期待しないで行ってみると
切り立った大谷石の先に大きな石彫りの観音様があった。
こんな凄い場所があるなんて期待もしていなかったのでちょっと感動。
きっと気が付かないで通り過ぎてる人がほとんどだろう。
しょぼい土産物店に大谷石で作った置物が沢山売っていたが、大谷石ってなんか雰囲気あって灯籠とかちょっと欲しくなってしまう。
まあ石彫り系を置くよう雰囲気の部屋には住んでないので買わなかったが。

 
その先に大谷石資料館と言う、元採掘場を公開してる場所がある。
ん、ここ入っていくの?って感じのダートを少し走ると、しょぼい作りのエントランスがあった。
ここも見た目の雰囲気が全然期待できない。
入場料600円を払って入るとこじんまりと資料を展示してある。
古ぼけたサッシのドアを開けると石段があって地下へ降りて行く。
すると広大な採掘跡が目前に開ける。
それは学校の体育館の何倍、いや何十倍なのかもしれない地下空間だった。
壁に作業用の無骨な照明がまばらにあるだけで薄暗く、肌寒く、頭上はるか上まで切り立つ大谷石の迫力には恐怖すら覚える。
順路があって歩いて行くと、昭和30年くらいまでは人間がノミとハンマーで採掘していと言う採掘跡が示されている。
どんなに大変な作業か資料館にも書いてあったが、大谷石って爪でも削れるくらいだから、以外と簡単だったんじゃないのとか考えながら歩いて行く。
いちばん奥には、この究極なほどの無機質な空間に、ほんの少しだけ有機質な雰囲気を与える石のオブジェがあった。
エントランスの雰囲気があんなどうでもいい感じなのに、これには絶妙なセンスを感じてしまう。
宇都宮に来たら、大谷は一度見ておくべき場所だと思う。

 
帰り道すがら、土産物店の人おすすめの餃子店「幸楽」に行く。
昼時であるせいか、30分ほど並んだが、並んだ価値あるくらい美味しい餃子だった。
餃子ってどこで食べても不味いってものは無い食べ物だけど、やっぱり王将や冷凍餃子なんかより確実に美味しい。
特に水餃子は、うす塩味のスープが美味しかった。

 
宇都宮駅前で名物の餃子像とやらを見てみるが、なんだこれ・・・