福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

恐山

ホテルの朝食を食べて恐山に向かう。
山道に入ると地蔵が立ち並び、普通の場所ではない雰囲気を盛り上げてくれる。

 

途中道をそれて展望台のある山頂まで登ってみるが霧で展望無し。
奇妙な建造物は自衛隊の電波塔らしい。

 
霊場恐山。まずは三途の川を渡る。

 
とは言えやはり観光地。

 
観光客はそこそこいたが自転車は皆無。
時間が無いし、靴もロードシューズだったので境内には入らなかった。

 
恐山を後にして林道を北側の海に向かう。
道は綺麗に舗装されていて走りやすいが時に展望もない普通の林道。
車も殆ど走っていない。しかしこんなとこと自転車なんかで来る物好きはいないよなと思ってたら、なんと先日、八幡平アスピーテラインで会ったランドナー君に再会する。
似てるなとは思ったけど、こっちが特徴ある格好してるので向こうから気が付いて話しかけてきた。
大学生で名古屋から全行程野宿自走で来て、これから北海道に渡ると言っていた。
たとえ若くて時間があっても自分にはそんな冒険できないと思うんで、同じ自転車乗りでも、なんか別の世界の人のように思えてしまう。

 
林道を下って海に出る。
本当は大間でマグロ丼でも食べたかったけど、もう昼も過ぎてしまったので、この港町で食べるところを探す。

 
けど観光地でないのでマグロ丼もあるわけもなく、iPhoneで探したら食堂が一件だけ見つかった。
普通の食堂でメニューも一般的なものだったが、そこにイカスミ餃子なるもを発見。
なんでも餃子の皮にイカスミが練り込んであるらしい。
観光地で売ったら名物になるんじゃないかと思えるほど独特のコクがあって美味しかった。

下北半島はもう一日くらい居たかったタイムリミット。
また来年もどこか遠くへ走りに行こう。