福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

琵琶湖一周 その2

普通に地方の駅と言う感じの彦根駅から彦根城は自転車で5分もあれば着いてしまう。
皇居をこじんまりさせた感じだろうか。
木々が生い茂り天守少ししか見えないが、復元じゃなくオリジナルが残っていると言うだけで何かありがたく感じてしまう。

 
そのまま真っすぐ進むと琵琶湖に出る。
さすがに湖は大きくて海みたいだけど、波が無くて海とは明らかに違う雰囲気。

 
走り始めてすぐに真っ白な建物に真っ赤なワーゲンバスが目に付いた。
結婚式場か高級レストランかと思ったらパン屋「クラブハリエ ジュブリルタン」。
ディズニーリゾートのように浮世離れした世界。
ネットで調べたら滋賀県では有名な菓子製造販売会社の経営らしい。

 
なるべく湖畔沿いの道を選んでゆるゆると走る。
他にサイクリングしてる人も結構みかける。
今の季節、畑で野焼きが多くけっこう煙かった。
東京にいると野焼きなんて珍しいから見ていたら、農家の人が最近は公害だの言われてあまりいいことじゃないんだよと言っていた。

 
この畑の先から琵琶湖パークウエイに入るはずだったけど雨量がどうので通行止め。
反対側からは展望台まで行けるって書いてあったので反対側から登ることにした。
3キロで200m程度しか登らないのであっと言う間に展望台に着いてしまうが、平地ばかりの琵琶湖では唯一の高台で琵琶湖を見渡せる場所である。

 
ちょうどお昼だったんで下ったところのレストランで昼食。
鴨が名物らしいので鴨蕎麦。
ダシが透明で関西を感じる。鴨も蕎麦も鮎の煮物も全て美味しかった。

 
琵琶湖の西側は海水浴場が多い。
9月の終わりなのでさすがに泳いでる人はいないが、民宿とかバーベキューとかの営業はまだやっていてそこそこ賑わっていた。

 
白鬚神社の湖上に浮かぶ鳥居

 
琵琶湖大橋のたもとにあった観覧車。サビだらけで解体中だった。
かつて沢山の人を楽しませていたんだろう。ご苦労様。

 
日も短くなってきたのでそろそろタイムリミット。
琵琶湖大橋でショートカットして彦根に向かう。
近江八幡市あたりでもう真っ暗になってしまい走りにくくて最後の20キロくらいは難儀してしまった。
田舎で夜間走行になりそうな時はもう少し明るいライトが必要だと痛感。

 
夜の彦根城はライトアップされていて幻想的だった。
三脚が無いので写真は撮れず。
 
日本一の淡水湖を堪能できて良いサイクリングだった。