福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

筑波8時間耐久レース

筑波8耐 JCCERCに参加した。5人まで1組で8時間サーキットを周回するというレース。
朝5時半に自宅出発、途中でヘルパーで参加のわらびちゃんを拾って他の参加メンバーと合流のため東北道の蓮田SAへ。
今日も真夏日で車の温度計は朝から30度を表示している。
蓮田で朝食を取り合流後に筑波サーキットへ向かう。
筑波サーキットは何度かレース観戦に行ったのと、自分でもオートバイの草レースで走ったことが一度だけある。多分15年以上前の話。もうあのときの記憶もほとんど残っていない。
 
現地には8時40分頃到着。7時開門だったので、駐車場は近い場所から一杯になったのだろう、パドックからかなり遠い意駐車場へと案内された。
そこから沢山の荷物と自転車を持って受付へ行く。これがとても大変で次回ここに来るときはカートか台車は必須アイテムだと思った。
本当に暑くて歩いてるだけでも汗だくになってしまう。
受付を済ませてパドックに移動、総勢1500名を超える参加者の自転車と日よけのテントなどで、場内は埋め尽くされている。タイムングが良かたのか場所はなんなく確保出来た。
ピクニックテーブル広げたり着替えをしていると、すぐに試走の時間が来てしまい、あわててコースに出る。が、人が多くてなかなかコースインが出来ない。
レース中は同時に走ることがない同じグループのメンバーが全員走るのだから混みあうのはあたりまえだ。
10分くらい待ってようやくコースインする。筑波サーキットは自転車で走ると十分くて、路面が綺麗なので軽く前に進む感じがする。走りやすい。
一周2070mは自転車で走っても短く感じる。これじゃエンジン付きの乗り物だったら目が回るくらい短いコースなんだと思う。軽く2周走ったら、試走時間が終わりになってしまった。
 
試走からレース開始までの間、地元高校ダンス部のチアダンスが披露されていた。大会を盛り上げるのと参加選手を応援するのと部活披露の機会といった利害関係が一致したのだろう。これは昼にもパドックでやっていた。ダンス部員の女の子達はがんばって踊っていたけど、レース参加者は結構忙しいのと、見る方も照れ臭いようでギャラリーはあかりいなくて今一つ盛り上がりに欠けていた。
 
そしてレーススタートの時間は迫ってくる。同じグループは同ゼッケン番号でハイフン一桁の数字が振ってあり、その順番に走ることにする。自分は最後の5番目。
スタートを勤めるの菊川さんで、ピットクルーのわらびちゃんがタイムトライアルのよろしくシートを押さえてスタートの合図を待つ。
そしてスタート。落車も無く全員無事にスタートする。
さすがに一週目先頭集団が戻ってくるときは速い。ホームストレートを集団が通過するときは迫力があった。
 
メインスタンドに何やらアイドルの追っかけがいるようで、垂れ幕を貼り付けていた。今調べてみたらhttp://punchclub.cs371.com/mamama/:TITLE=この番組の企画でレースに参加していたようだ。レースの模様を放送するのだろうから興味はあるのだが、スカパーのアイドル系有料番組なので自分の環境では見る手立てが無い。HP見るとスバルミヤタの栗村さんが講師を勤めていたようだが、実際に走っていた彼女達は、著しく遅かったし、乗ってる姿もまったく素人だった。まあ変に闘争心燃やして怪我でもしたらタレント生命にもかかわるので意識的なのかもしれないが。
 
走行の順番は一番最後なので1時間以上まだ余裕がある。走ってもいないのに暑くて水ばかり飲んでいる。クーラーボックスに入れてきた水はあっと言う間に無くなり自販機で買い足す。
そしていよいよ自分の順番がやってる。ライダー交代なのでスタートの緊張みたいなものは感じないが、こういったレースは初体験なのでどうのように走ればいいのかがよくわからない。
前走者が戻ってきた、8時間もあるし高順位も狙っているわけではないのでゆっくりセンサー交換をして出て行く。ピットロードは徐行と言うことだが何キロって決められているわけじゃないのでどのくらいで走ったらいいのかがよくわからない。とりあえず自分的にゆっくり走る。センサーのゲートを通過して合流までは全力で加速する。自分が速いわけではないが、自分より遅い人の方が圧倒的に多かった。どんどん抜いて行く。やがて後方から速い人が抜いてくる。それを追いかけて後ろに付く。レースでの引いたり引かれたりの方法がまだ良く分からないのでずっと後方に付いていた。そのうちペースが落ちてきたので自分が引こうと思い前に出て走る。しかし後ろを見ると全然付いてきてくれないので単独でしばらく走る。やはりコースが走りやすいだけにすぐに30キロ以上は出て空気抵抗が大きいことを感じる。やがてまた速いグループが抜いて行く。その最後に付いて引いてもらう。3週したら急激に激しい運動をしたせいか気持ち悪くなってくる。心拍は180を超えっぱなしだった。4周交代の予定だったが、4周しか持たずにピットインする。
仲間がラップを取ってくれているので確認したら、速い周回で3分15秒、遅い周回で3分30秒くらいだった。
速い人は2分後半で走る。使える自転車に制限がないのでMTBリカンベント、小径車、あげくのはてはチョッパーのような自転車まで走っているので、遅い人は6分以上かかってるだろう。
次の交代まで休んだら調子は戻ってきた。今度は少し体を動かして慣らして置く。2回目の交代の時は菊川さんがセンサー交換して後ろを押してくれた。これでかなりスムーズな交代が出来た。やはり上位は狙っていないとは言え、スムーズに交代すると気分がいい。
今度の走行は少し慣れてきて前に丁度いいペースの人が見つかるまでがんばってスピードを上げて走る。適度な速度の人がいたので後ろに張り付く。しばらくその状態で走っていると、さらに速い集団が抜いていくので、その最後尾に付く。大分分かってきた。しかしまた4周はしると気分が悪くなってきてピットインしてしまう。
3回目の交代でようやく激しい運動になれてきたのか疲れるだけで気分は悪くならなかった。しかし速くないと楽しく走れないので4,5周が限界。
そんなこんなで長いような短いような、7時間を経過して最後の走行。たまたま付いた集団に積極的に指示して走行をまとめる人がいた。それに加わりトレイン状態で走ることが出来た。速く走れたが付いていくのは大変だった。体力が尽きて4周でピットインしてしまう。しかしトレイン状態の走行が体験出来てこのレースの楽しさが倍増したような気がした。
ひびのさんがアンカーで無事完走ゴール。順位は約380チームの参加で107位だった。すっかり日も暮れて最後のパレードランが始まる。コース上に参加者が集まり、アンカーの人たちを出迎えるという演出。自分達もコースでひびのさんを迎える。
競技が終わったら閉会式は参加せずにすぐに撤収する。
いったい何リットルの汗をかいて、何リットルの水を飲んだだろうか。
夜になっても気温は30度を越えていた。
そして真夏の日にふさわしいイベントは幕を閉じた。