福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

奥多摩

小河内ダムの駐車場に到着して車を降りると意外と涼しかった。
涼しいとは言え、それは都心部よりはと注訳が付くだけで、照りつける日射しは強く、やはり真夏の気候であることは間違いない。
今日は友人と二人、約80kmのお手軽山岳コース。
 
小河内ダム小菅村→鶴峠→県道18→甲武トンネル→奥多摩周遊→小河内ダム
 
日焼け止めをたっぷり塗って駐車所を出発する。
風はほぼ無風。滑るような湖面を目下にしばらく湖畔を走る。
奥多摩湖を過ぎると山梨県小菅村である。いわゆる過疎地で車も殆どすれ違わなくなる。
走りやすいのだが、ひとりで来た時は寂しく感じてしまうほどである。
いつも人気のない原始村と言う施設の前を通って鶴峠へ。

ここを越えればしばらくは下りが続く。
上野原市沢渡に去年JAのコンビニが出来た。商品はすごく少ないが補給はできる。
その先にhttp://chojukan.com/g_yakkoya.html:TITLE=やっこ屋と言う豆腐屋がある。
いつもは朝早く通過してしまうので営業前なのだが、この日は営業していたのでよってみる。
今日みたく暑い日はさっぱりしている豆腐は食べやすいが
カロリーは少ないのでそれほど補給食にはならないのかもしれない。
豆乳が濃い感じの、いかにも手作り豆腐感がある味がする。

 
ほどなく甲武トンネルへと向かう登りになる。
昼過ぎになり気温は高くなる。直射日光も照りつけて汗が滴り落ちてくる。
暑さを助長するように蝉の鳴き声が降りそそぐ。
登り切ったところに甲武トンネルだ。
入るとすごく涼しくてとても気持ちいい。
いつもは暗くて車が怖いのでトンネルは早く抜けたいのだが、今日は緩い傾斜にまかせて惰性で下って行く。
トンネルを抜けても下りなので、それまでの登りの暑さは一気に覚める。
 
しかしここまらまた風張峠まで長い登りが始まる。
なんだか力が入らないと思っていたら後から来るローディーに簡単に抜かれてしまう。
かなり遅いペースだと実感する。
ボトルの水が少なくなった。
都民の森までなんとか持つかとチビチビ飲んでいたが、それがよくなかったのか、
奥多摩周遊の料金所ゲートから少し登ったところで足がつりそうになる。
誤摩化しながら登っていたが少しペースを上げたとたん両足完全につってしまい登れなくなってしまう。
路肩に座り込んで休む。5分くらいで回復してきたので、都民の森までゆっくり走り到着する。
友人がいるかと思ったが先に行ってしまったようだ。
自販機でスポーツドリンクを買ってカブ飲みして、友人を追いかけるためすぐに風張り峠に向かう。
相変わらずオートバイが走り回っている。
危ないのでコーナーはなるべく死角に入らないところを走るように心がける。
また少しペースを上げたら足がつってしまう。
路肩で少し休んで回復を待ち、またゆっくり登って行く。
体力的にはそれほどキツくないんだけど足が言うことを聞かなかった。

 
風張峠に着いても友人はいなかったのですぐに下る。
多摩湖側の料金所で友人は待っていた。
最後、駐車場までペースを上げて行ったが足はつることはなかった。
やはり水分不足だったのだろうか。
 
帰りは温泉施設http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/spa/nomekoiyu/nomekoiyu.htm:TITLE=「のめこいの湯」に寄った。
施設は広く綺麗で、料金も600円と手頃。檜原村の「数馬の湯」より全然いいと思う。
それほどの距離と登りじゃないが今日は結構疲れた。やはり暑いと体力を消耗する。


77km  2500lcal