福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

那智勝浦(和歌山県)

いつも仕事が終わって帰宅してから出発してたが、それだと出発時間が遅れるし帰省の夜中出発組の渋滞に巻き込まれてしまう。
今回は仕事が終わったその足で出発。
現地に2〜3時間早く到着できてそのぶん睡眠時間確保できるのでこれはいい作戦だった。

深夜3時前に道の駅伊勢志摩に到着。
舗装してある駐車スペースは狭いが向かい側の砂利の空き地が広くそこに駐車。
3時間ほど爆睡。
目がさめると今にも雨が降り出しそうな天気。
調べると午後から完全に雨の予報になっていた。
出発時の天気予報は悪くはなかったのだが...
午前中だけ走るか考えながら、明日予定の那智勝浦の天気を見ると、なんとそっちは終日晴れになっている。
すぐさま移動することにする。
高速道路で移動できるのであらかじめ調べておいたデポ地に9時30頃に現着。
思惑通り晴天。暑さも湿度も凄いけと。
 
那智の滝方面の山に向かって出発。
元々は山頂のお寺まで続く有料道路だったらしい那智スカイラインに入る。
滝までは10キロくらいだろうか、ゆるい登りで難なく着いてしまうが、非常に湿度が高く汗が蒸発しない。

一応歩ける靴を持って来たので滝は見物。
落差日本一と言う割にはそれほど迫力は感じなかった。期待しすぎたかも。
花崗斑岩で形成されてるらしいがこれだけの水量で削れないって相当硬い岩なんだろうなとか思いつつ。

 
滝から戻って来たタイミングでザッとにわか雨が降って来た。
ちょうど那智大社の繁華街を見物してたのでアイクリーム買って雨宿り。
熊野那智大社見物は割愛。

 
30分くらいで雨は上がったので那智山スカイラインを登っていく。
滝までは観光客の車だらけだったけど、いきなり全く車は通らなくなる。
雨上がりの草の香り。アスファルトからはモヤが上がって幻想的な感じである。
意外と展望は良く雲が全くなければ海まで見渡せる場所もある。

 
展望所な場所もあって意外とと言うかかなりいい山道だと思う。
なんか仏像があったが意味は分からず。

 
こんな山奥のソーラーパネルか?と思ったら巨大な卍だった。
上空の人にアピール?
ここが山頂でスカイライン終了の場所、阿弥陀寺がある。
那智大社の盛況とは打って変わって人は全くいない。

 
道は下り基調に変わり、那智高原に到着。
広い駐車場があるが車は一台しか停まってなかった。

 
1時も過ぎてしまい食料もなく空腹になったので勝浦に速攻降りることにする。
マグロの水揚げ量が多いことで有名な勝浦。
漁港はそこそこの規模の町になっていてたくさんの飲食店もある。
とりあえず適当な店に入ってマグロ丼。
1300円とリーズナブルな割に盛りがよくお腹も空いていたのでとても美味しかった。

 
ここから見えるホテル浦島の温泉がすごいらしい。
宿泊者は裏から陸続き入れるようだが、日帰り温泉客は船でしかアクセスできない。
せっかくだから後で温泉行ってみようかと思ったがやはり面倒になってしまった。

 
まるで野菜の直売のようなマグロのセルフ販売所も何件か見かけた。
それだけマグロが豊富なんだろう。

 
まだ時間があったので次は捕鯨発祥の地と言われている太地町まで行ってみる。
現在捕鯨は禁止されてしまい、歴史として残っているだけである。

 
岬の先平公園に行くと思いもよらぬ絶景ポイントだった。

 
 
那智の滝以外は行き当たりばったりだったが、かなり見どころあっていいコースだった。
デポ地に戻ると綺麗なトイレもあるので今日は水浴びで済ます。
道路挟んで反対側にショッピングモールがありそこで夕食。
1日目終了。