福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

軽井沢

妙義山上信越自動車道を走るたびにその景観には圧倒される。
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今回はその妙義山のふもとにある「道の駅みょうぎ」からスタートである。
すっかり秋らしい気候となり空気は爽やかで気持ちいいが、下りから始まるので乗り始めは寒かった。
まずは標高600mの地蔵峠を目指し静かな、そしていかにも田舎らしい県道を走る。
収穫を前にした稲穂が太陽に照らされて金色に光る。後ろを振り向くと妙義山の不自然な輪郭線が見えた。
600mと低いので山道に入るとすぐに地蔵峠に到着する。市境の標識だけの全く何も無い峠だった。
今度は28km先、標高1400mの二度上峠に向かう。
途中の商店で水を買おうとすると、山からの湧き水を引いてるのでそれを飲めばいいと言われた。外の蛇口からは冷たくて美味い水が出た。ありがたくボトルにもらう。
峠までは5〜7%くらいの緩い登りである。しかし同行者の体調が思わしくなく時速6,7km/h程度でしか登れない。とりあえず峠まで先に行って電話をしてみるとまだ半分も登れてないようだった。
:W200
戻るにも半分来てしまったので、先にスタート地点にまで行って車で迎えに行く事にする。
軽井沢らしい左右が林の景観の快適な下りで北軽井沢まで行く。コンビニがあったのでパンと缶コーヒーでひと休み。
そこから鬼押出しまでまたダラダラと300mほど登る。ここまで来ればゴール地点までほとんど下りになる。
軽井沢の町はこの時期、人は少なく寂しい感じだった。数年前、夏に来た時はすごく賑わっていた覚えがある。
碓氷峠を下る。舗装が悪く振動が凄い。砂利も浮いていているのでスピードは出せない。
やがて目の前にレンガ作りのレトロな橋が見える。1997年の長野新幹線開通により廃線となった鉄道跡であるのは前に立っている案内板で知った。そこから下の廃線跡は遊歩道に整備され横川駅まで続いてるらしい。写真はその遊歩道だが自転車は通行禁止である。
:W200
横川を過ぎたあたりで、普通に下っていると後ろから勢い良く下ってきたピナレロに抜かれる。
上信越自動車道まで下るとそこから道の駅までは2kmくらいだが結構な登りになる。今日は登りが少なかったので、まだ余力ある。そこそこのペースで登ると、さっき抜いて行ったピナレロがタレていた。無言で抜き返すのも気まずいので挨拶してたわいのない会話をする。
残りもわずかなので、最後は全力で登る。
すぐに自転車を積み込み、同行者に電話して横川の釜飯屋まで迎えに行く。
せっかく来たので釜飯を食べる。数年前に食べた時と同じ印象。特に美味くも不味くもなかった。
 
104km 1800m 3000kcal コースマップ
補給ポイント:北軽井沢軽井沢にコンビニや飲食店多数あり