福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

霧ヶ峰

カーナビで示している道は車一台がやっと通れるような山道だった。道に積もった落ち葉で極端に交通量が少ないことが分る。
今回のスタート地点は茅野市永明寺山公園
本当に公園なんかあるのかと思いつつ頂上に到着すると、綺麗に整備された公園はあった。しかし他に人はいなく閑散としてる。
晴れ。気温7度。公園まで登ってきたのでスタートは下りからである。
茅野市内を諏訪湖の方に走り、県道40から霧ヶ峰に向かう。
最初から10%を超えるような急坂が続く。足を温存して10キロ前後で登って行く。
登り出すととたんに暑くなる。この時期は登りは暑く止まると汗が冷えるので、着る物の調整が難しい。
ここは紅葉と言うより黄色や褐色の葉が多い。だからこの季節に人気がないのだろうか、車は意外と少ない。
1時間半ほどで霧の駅に到着。360度見渡せるロケーションの良い場所である。。

売店で暖かい茸汁を買って、持っていたおにぎりを食べる。補給食を結構持っていたのだが、このコースは売店が多く食べ物には困らない。
ビーナスライン和田峠方面に走る。森林限界を超えているのか、すすきの中の一本道を、アップダウンを繰り返し走って行く。
和田峠からは三峰まで登りになる。
途中の遊歩道に中山道と案内板が出ている。昔と言っても100年も前ではない時代は、ここを歩いて山越えしたのかと思うと不思議である。
200mそこそこ登ると大展望台と地図には書いてあったがそれほど大きくない駐車場に小さな売店がある。
観光地料金の缶コーヒーを飲んで来た道を戻る。

和田峠からはR142、中山道を下る。
トンネルがある今となっては旧道扱いなのだろうか、先日の旧碓井峠がそうだったように、舗装の整備が悪くガタガタと下るのに疲れてしまう。
から松の枯れ葉が落ちてきて顔に当たると痛い。
新和田トンネルの前を通り、R152大門街道に出て白樺湖に向かう。
白樺湖は15年くらい前に来て以来だと思うが、昔のイメージと違って閑散としていた。
清里なんかと同じように、レジャーが多様化して、この手の観光地は人が来なくなっているのだろうか。
湖=メルヘンチックなイメージはなぜ出来上がったのだろうなどとお思いながら、下世話にメルヘンチックな施設の立ち並ぶ湖畔を一周して車山に向かう。
1500mの白樺湖から風に揺れるすすきのビーナスラインを最標高地である1800mまで登る。
ここまで来れば残りは下りである。朝に来た霧の駅を通り、池のくるみの道で茅野に向かう。
枯れ葉色の八ヶ岳が傾いた日射しに照らされて絵画のように見えた。

 
96km 2400m 3100kcal コースマップ