福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

四国徳島 剣山〜落合峠 サイクリング

夜中1時頃目が覚めてトイレに行こうとしたらハイウエイオアシスの営業が終ってるので駐車場も隣接のトイレも真っ暗。
当然他の車も全く居なくなっていた。
車中泊はサイクリングマップにも載ってる岩屋のフェリー乗り場の方がいいのかなと思う。
 
次の目的地の徳島まで移動を始める。
島の道は街灯もなく真っ暗。
先日45WにパワーアップしたHIDのヘッドライトが闇夜を突き刺すように照らす。

 
こんな真っ暗な道を明るめのライト付けたロードバイクが走っていた。
いったいなんでこんな夜中に走ってるか意味不明。
 
鳴門海峡を渡り四国入り。
スタート地点は貞光ゆうゆう館と言う道の駅。

 
四国最高峰で日本百名山である剣山に向い国道438を登って行く。
つるぎ町は田舎に行くとどこにでも見られる寂れた街の様相。
古い建物は文化遺産になっているらしいが、とてもそれ目当てに観光客が来るような場所でもない。

 

横に流れてるのは貞光川。
登って行くとその川沿いにせり出すように民家が点在してる。
こういう光景はあまり見かけない。
そこまでして集落を作った理由などは定かでない。

 
山は深く道は道は険しくなっていく。
今日は獲得標高も距離もあるし、あまり情報も無い山の中。
この手のコースは走り出しで気分的にドキドキする。
しかしR438はさすがに百名山なので登山に来ると思われる車はよく走っている。
38kmで1500m、25kmを過ぎたあたりから斜度はきつくなる。
今日も暑い。
残り距離を見計らってボトルの水を飲まないと無くなりそう。
剣山まで行けば登山者用の飲食店はあるはず。
水を飲みきるくらいで到着。
山に一直線にリフトが設置されてて何なんだ?と思ったら楽に登山できるようにらしい。
まあどこの山もそうだけどこんな風に観光地化されちゃうとなんか興ざめしてしまう。
うどん食べて水の補給。


 

ここから酷道と言われる国道439を下る。
NHK72で取材していた道。
よほど酷い道かと思ったら前回行った高野山の国道371の方がもっと酷道だと思う。
まあ地方にはありがちな道。
途中にあるかかしの里。
なんでも村で亡くなられた人達を人形にしたとのことだが子供の人形もたくさんあるんで、そんなこともないのでは?

 

下りきって落合峠への登り。
こっちは百名山でもなんでもないので車も通過しない。
登ってる時に全く人と会わないんでまさか落合峠通行止めなのか?と不安になってくる。
満タンにしたボトルの水がまた無くなってくる。
今度は峠のだいぶ手前で飲みきってしまう。
そして虫がすごい。
足にチクッと痛みが走ってブヨにさされたとわかる。
落合峠に着くまでに何カ所も刺されてしまった。
夏山は素肌を出さないようにした方がいいと学習する。

 
そして急な下り。
早く自販機のあるような場所まで下りたいと思っていたら途中130mくらい登り返し。
さくがにここでぐったりきてしまう。

 
下って下ってやっと自販機発見。
500ml一気に飲んでしまう。

下りきると雄大な流れの吉野川沿いを道の駅まで10kmくらい走る。
平地だけどここもぐったりでペース上がらず。

やっとこさ道の駅に着いて顔洗ってぎりぎり食堂の営業時間だったので夕食を食べる。
生ビールが美味い美味い。
それと地元の名物である半田素麺。
細いパスタのような食感だった。

 
車に戻ると隣に女性三人に男性ひとりのローディーグループがちょうど帰ってきたところだった。
どこ行ったか聞いたら剣山登って落合峠とは反対側から下りてくるコースだった。
そっちのコースは剣山のあとは下りなんでだいぶ楽なはずだがかなり疲れてた様子。
 
トイレで水浴びして着替えて車で横になる。
しかしこの場所は熱くてエアコン入れないと寝られなかった。
なるべくエンジンはかけたくないんだけど昼間の日射しでアスファルトが石焼の用に熱く無理だった。
目の前が畑でカエルが合唱しているが一瞬で爆睡。