福生通信

自転車であちこちに行った備忘録

術後

注射のせいか朝までぐっすり寝てしまう
傷はそんなに痛みを感じない
今日から食事も普通に出て来る
動ける人は自分で食事をワゴンまで取りに行くのだが
動けない人はヘルパーさんが持って来て食べやすいようにセッティングしてくれる
この日は向かいの部屋の患者が運んで来る、歳の頃は30半ばくらいだろうか
多分新入りの患者に対しての挨拶も含めた行為なのだろう
「ご飯きてますよ」
テーブルの上に置いて行く
「あ・・・ありがとうございます」
ところが置いただけでは食べられないんだなこれが
ヘルパーさんを待つけど、いっこうに来る気配なし
配膳が済んでるか済んでないで動けない人を判断しているように思われる
ナースコールしようかなと思ったけど、もともと食欲もあまりなかったし
パックの牛乳だけ飲む
正面の患者は5ヶ月も入院しているらしい
そんなにいるのに病院のシステム理解してないのかね、まったく

10時頃になるとまた傷が痛みだす
ちょうど回診の時間だったので担当医に痛いと告げると
我慢する理由ないから痛み止め打ちましょうと言われる
昨日の我慢はなんだったんだよ・・・
痛み止め注射した後は体がしびれて、とても心地がいい
うとうとと寝てしまう
昼食も正面の患者が持って来てくれる
寝ていたので「ありがとうございます」と言ってまた寝てしまう
14時頃目が覚めたら昼食がそのままになっていた
空腹を感じて寝たままの体勢で少しだけ食べる

15時頃に社長が見舞いに来る
迷惑かけて申し訳ないと謝る
会社は心配しないできちんと治して復帰してくれとは言っていたが
実際会社は大変だろう
まあ心配したところでどうしようもないので仕方の無いことだが

また傷が痛みだしたので看護婦さんに言うと飲み薬しかくれない
こんなんで効くのかいなと思ったが、わりと痛みは無くなった

精神的に余裕が出来たのでこの先のことを考える
みんな見舞いに来てくれるのは今度の土日なので、その時に必要な物
揃えてもらおうと、メールで根回しを始める
とにかくこれから1週間は動けないし入院期間は3週間もある
テレビ見ること意外にすること無いなんて考えるだけでも恐ろしい

夕食をまた正面の患者が持って来た
今度は、気を使ってもらってありがたいんですけどヘルパーさんがやってくれるから
大丈夫ですよとのことを告げた
夕食は食べたかったので大声でヘルパーさん読んでベッドアップしてもらった